地域人権シンポジウム
第2回地域人権シンポジウム
日 時・2011年10月29日(土)
場 所・兵庫県立のじぎく会館
メインテーマ
21世紀を人権が真に尊重された
地域社会の実現を
市民の人権が尊重される地域社会の実現をめざし自治と民主主義、マスメディアのあり方を考える本集会にご参加下さい
第2回地域人権シンポジウム実行委員会
委員長 本多 昭一
(京都府立大学名誉教授)
本集会は、神戸人権問題研究集会(25回開催)の歴史と伝統を受け継ぎつつ、より市民に親しみやすく参加しやすい集会とするために地域人権シンポジウムと名称を改め、昨年、第1回目を開催し、成功をおさめることができました。
本年は、マスメディアから時代の寵児として持ち上げられ、「行政改革」と称して文化と福祉を切捨て、思想・信条の自由を侵害する「君が代起立・斉唱条例」を制定し、「独裁政治」さえも賛美する橋下徹大阪府知事を取り上げ、橋下知事の政治手法とそれを支えるマスメディアの戦略について、庶民文化の都・大阪の代表ともいえる木津川計氏に、一人ひとりの心の絆を大切にしてきた上方文化を守る立場から、機知に富んだ話術で斬っていただきます。
午後のシンポジウムでは、日本のマスメディアの抱える問題を明らかにするために、松本龍震災復興担当大臣辞任問題で浮き彫りにされたマスメディアと「解放同盟」との癒着、その温床となっている同和行政・同和問題、そして、「被災者の声が反映されていない」という批判が渦巻く東日本大震災からの復興問題という異なる2つの分野から人権報道のあり方について問題提起をいただきます。
シンポジウムテーマ
マスメディアの人権報道を考える
基調講演
上方文化と橋下徹(大阪府知事)
講師 木津川 計氏
『上方芸能』発行人
木津川計氏『上方芸能』発行人、立命館大学名誉教授。1935年生まれ。1968年『上方芸能』を創刊し、1999年3月まで編集長を務める。1986年から2006年3月まで立命館大学教授。第46回菊池寛賞受賞(1998年)。『上方芸能と文化』(NHKライブラリー)『都市格と文化』(自治体研究社)をはじめ著書は多数。
官僚政治を批判し、「広域行政」「大阪都構想」を掲げ
登場した橋下徹大阪府知事はマスメディアの注目を浴
び続けている。木津川計氏は「人間にも格があるよう
に都市にも格がある」と首長としての資質と条件につい
て提言してきた。『一人語 りの長谷川伸劇場』『王将』
など、大阪の笑いの真髄を語り続ける木津川氏が機知
に富んだ話術で橋下知事の本質を明ら かにする。
午後1時よりシンポジウム (同会場)
テーマ・人権問題とマスメディアの責任を考える
今回のシンポでは日本のマスメディアの体質と人権報道のあり方について、分野の異なる二人の立場から提言していただきます。
シンポジスト
○同和行政・同和問題と人権報道
寺園 敦史氏(フリージャーナリスト)
辞任した復興担当大臣松本龍は「解放同盟」の前全国副委員長である。あの高圧的・威圧的態度が全国の自治体において「解放同盟」によって日常的に行われてきたことは報道されていない。
寺園氏は永年にわたるフリージャーナリストとしての経験を踏まえ、マスメディアの「解放同盟」追随姿勢を明らかにする。
○被災者主体の復興運動と報道
本多 昭一氏(京都府立大学名誉教授)
マスメデイアに対して、「同情的・心情的な報道だけはやめて」という被災者の批判とともに、「復興計画の中に、被災者の声がもっと反映できるよう報道してほしい」という声が広がっている。
本多氏は被災者主体の復興を実現していくためのマイメディアの役割と責任について提言する。
集会の日時・場所・内容
日 時・2011年10月29日(土)
●午前10時より全体会(基調講演)
●午後1時よりシンポジウム
場 所・兵庫県立のじぎく会館
資料代・2000円
主 催・第2回地域人権シンポジウム実行委員会
協 賛・地域人権運動総連合(前全解連)神戸人権交流協議会
社団法人兵庫人権問題研究所、神戸子どもを守る会 特定非営利活動法人まちづくり神戸
連絡先・〒653-0011 神戸市長田区三番町2丁目6-4
電 話・(078)576-8287 FAX(078)576-4823
●メールアドレス・jinkenko@amber.plala.or.jp